『基準地価』とは??

2021年07月23日

基準地価とは、土地の取引において広く指標とされる「都市やそれ以外も含む土地」の1平方メートルあたりの価格のことです。

 

基準地価は毎年7月1日時点の評価によって各都道府県で算定され、毎年9月下旬に公表されます。

 

前述の公示地価が「国(国土交通省)が決定する、都市の土地の価格」であるのに対し、基準地価は「都道府県が決定する、都市以外も含む土地の価格」です。

基準地価は、先に挙げた公示地価の評価対象には含まれない林地なども含まれることが特徴です。

 

基準地価の評価対象となる範囲は公示地価の範囲を大きく上回りますが、公示地価と同様のエリアが基準地価の調査結果に公表されるケースもあります。

 

また、3月に公示地価が公表され、半年後の9月に基準地価が発表されることから、公示地価と基準地価を比較すると土地の価格推移を把握しやすくなります。

 

基準地価の算定方法は、1名以上の不動産鑑定士が基準地の評価をおこない、決定するというものです。

 

基準地価では公示地価が公表していない土地の価格を知ることができるため、公示地価の信頼性を高めるための指標にもなります。

 

なお、最新の基準地価を知るには、国土交通省の「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」をご確認ください。

 

公示地価と同様に、基準地価をあらわす言葉は以下のように複数あります。他の価格と混同してしまわないよう注意しましょう。

〈基準地価を意味する名称〉

基準値の標準価格、都道府県地価、都道府県基準地価格、地価調査価格、(都道府県名)基準地価格 など

 

以上、3回にわたって『路線価』『公示地価』『基準地価』の解説をいたしました。

来週の金曜日は、この3つの地価と不動産売却時の実際の価格『実勢価格』との関りについてご説明いたします。

 

暑い日が続いております、ご自愛ください。

 

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